今日はクリスマスでキリストが生まれた日ですね。私は真言宗徒なのであまりクリスマスは関係ありませんが、クリスマスですね。ジョルジュ・ド・ラ・トゥール(1593〜1652)『大工聖ヨセフ』(1640年頃)ルーヴル美術館の作品は見事ですね。本作は、大工である父、聖ヨセフが仕事をしながらイエスに目を向け、イエスはろうそくを手に、仕事をしやすいよう父を優しく照らしている場面です。ヨゼフが自分がマリアが自分と結婚する前に妊娠していて結婚後に産まれたイエスと知りながら養うために仕事をしているヨゼフにそのことに感謝をして灯りをともして仕事がしやすいようにしているイエスの姿を描いていますが、光の出し方が素晴らしく余計に父親と息子の慈愛を感じさせますね。古今東西、子供を大事にする親の姿に感謝をみせる子供の姿は素晴らしいですね。